セブ参加者体験談・比嘉宙・大学1年生「私の人生の大きな1ページ」

はじめまして!沖縄県出身で現在東京学芸大学教育学部A類理科コースに所属している大学1年の比嘉宙(ひがそら)と申します。大学では「多様な子どもの成長と学びを支える教師」という教師像実現のために、日々学んでいます。

そして私は2026年8月のGTP in Cebu 14th batchに参加させて頂き、現地では小学6年生に理科の授業を行いました!!初海外であったセブGTPは、私の人生の大きな1ページとなる貴重な経験でした。

1.GTPへの参加を決めた理由

私は「多様な子どもの成長・学びを支える教師」を目指して日々学ぶ中で、絶対に大学生活中に海外の子ども・教育と関わる必要があると感じていました。

そして、私は当初英語力を伸ばして大学2年の夏に留学をする予定でした。留学についての情報は1年のうちに集めておきたかったので、大学内の様々な留学説明会に参加し、「海外での教育実習」という他ではない魅力的なプログラムをもつGTPについて知りました。説明会の後数日迷い、担当教員・保護者と相談して、今しかできないことだと感じ即座に参加を決定しました。

2.実際に参加してみて

私が悩んだことは主に2つあります。

1つ目は言語の壁です。私は先述した通り、英語力を伸ばして留学をする予定だったので、英語に不安が募る中現地にいきました。そして、最初の学校見学で児童・先生と交流する中で、自分の英語力の低さを痛感しました。フィリピン訛り・わからない単語など、受験英語ではどうしようもない英語・他言語のみの環境にいるんだと改めて気づきました。

しかし同時に思いました。
「もったいねぇ」と。

せっかく初海外で海外の教育・子どもと関わるチャンスが目の前にあるのに、英語に不安があるから、フィリピン訛りが聞き取れないから向き合わないのは、流石に勿体なすぎる!!

そのため、私はその日の夜から洋楽や英語ラジオをとにかく聞き、聞きながら睡眠に入り、アラーム音を洋楽にして起きるなど英語に全力で向き合いました。また英語に対する不安を払拭するために、とにかく自分から間違いを気にせず話しかけたりしました。すると不思議なことに、聞き取れなかった英語が聞き取れるようになったのです。聞き取ることで自分が聞きたいことを聞くことができたり、伝えたいことを伝えることができるようになり、目の前にあったチャンスをしっかり掴むことができました。

このことから、私はなにかと理由をつけて英語ができない自分と向き合うことを避けていたんだなと感じました。私が聞き取れるようになったのは、多分夜に洋楽や英語ラジオを聞いたからでも、アラーム音を洋楽にしたからでもなく、しっかり英語と向き合うことを決意したからだと気づき、プログラム中は様々な物事としっかり向き合うようにしていました。

2つ目は自分の学びと児童の学びについてです。

私は公立小学校の1回目の授業で「理科は面白い・理科を学ぶことは大切だ」を軸にもち、実験道具や動きを取り入れたインプット型の授業を行いました。そして2回目の授業では、私の新たな学びと成長のために、新しくアウトプット型のグループ授業を実践したいと思い準備していました。そして模擬授業を行なって、全く児童の学びに繋がらない授業を作っていたことに気づきました。私が準備した授業には、1回目の授業の時のような児童に学んでもらいたいメッセージとなる軸がなかったのです。自分自身が成長することだけを考えて作成してしまっていました。日々子ども一心で考え行動してきた私にとって、自分自身がとった行動・考えを後悔し反省し、児童の学びのためにどうしようかとても悩みました。しかし悩んでるだけじゃ何も変わらないと思い、サポメンさん含め周りの方々にアドバイスを頂いたり協力してもらい、子どもの学びにつながる良い形で授業実践ができました。

このことから、成長することは自分の軸や考え方を一新するということではなく、今まで培ってきた軸や考え方を土台にして、どんどん新たな考え方を育てていくということなんだと感じました。自分の軸を大切にしないと成長は得ることができないと気づき、これからも軸を大切にして成長していきたいです。

3.GTPを終えてからの取り組み

私が現在取り組んでいることは、英語の勉強と子どもの居場所作りです。

まず英語の勉強に関しては、帰国後すぐに英語の参考書を購入したり、移動中英語のラジオを聞いたりなどしています。熱心に英語を勉強している理由は、現地での英語でのコミュニケーションを通して英語を身につけることでより多くの人、子どもと関わることが可能だと気づいたからです。多様な子どもを支える教師に近づくために、より多くの言語を習得していきたいです。

次に居場所作りに関しては、現在東京学芸大学の学生が主軸となって運営する「こどもの居場所作りサークル」を立ち上げる計画を実行しております。このサークル作りは、私が所属しているNPO法人「OIKOS」という学生団体の皆様の指導・協力のもと動いており、12月に「子どもの将来の幅を広げ、明日を楽しみに」というコンセプトの基、プレオープンを実施します。

GTPという整えられた環境で私自身が成長・学びを深めていく中で、成長しよう、学ぼうとするのはいつだって自分自身だなと気づき、子どもの学び・成長を支えるためには環境を整備することが大切だなと感じました。そのため、1歩でも目標に近づくために、まずは子どもたちにとってためになる環境を作ろうと思い、現在周りの皆さんに助けられながら子どもの居場所作りに熱心に取り組んでいます。

また、私はこれから世界各地の子どもと関わり、子どもの「幸せ」について考えていきたいです。私は現地で過ごす中で、たくさんのストリートチルドレンと出会いました。歩道のダンボールの上で寝ている子どもや、学校に行けず商売をしている子どもを見かけるたび、私は勝手に胸が痛くなっていました。そういった境遇の子どもと話したりはしていないため、その子の気持ちはわかりませんし、衣食住が当たり前に揃っている環境で育った私がわかろうとするのは難しいことだと思います。しかし、やはり子どもが大好きな私にとって、その子たちが本当に幸せなのかどうかを探究し、幸せに繋げるためにはどうすればいいかを模索して、より多くの子どもの笑顔をつくりたいと考え、世界各地の子どもと関わろうと決意しました。

もちろん1人の人間が世界各地の子どもの幸せを叶えることは難しいかもしれないし、元々幸せかもしれないです。しかし、それはやってみないと見てみないとわからないことだとGTPで学んだので、必ず行動に移します。

4.次への一歩

今回の経験を通して、私は沖縄・日本のみならず海外の子どもの笑顔を作っていきたいと強く感じました。それは、素直に心から笑えることは当たり前なことじゃないと現地での生活の中で気づいたからです。子どものためという軸を大切にしながら、試行錯誤して多くの笑顔に繋げていきたいです。

そして、誰かの挑戦や学びを支える人になっていきます。だからこそ、GTP in Cebuのサポートメンバーとして、次なる挑戦者を支えて学びに繋げてもらいたいです。

5.新しいチャレンジに迷っているあなたへ

私も当時、GTP in Cebu 14th batchに参加するかどうかめちゃくちゃ迷っていました。英語や現地での生活の不安、母子家庭だったこともあり、お金の不安などたくさんの不安を挙げて挑戦から逃げようとしていました。しかし母の「お金はなんとかなる。今しかできないことをやった方がいい」との一言と、私の不安より「海外の子どもと関わりたい。授業をしたい。」というものすごく強い好奇心が背中を押し、参加を決定しました。

お金は本当に家族含め周りの方の協力でなんとかなったし、強い好奇心で現地での生活も難なく過ごせました。関わってくれた方に感謝しかないです。

私が迷っている方に伝えたいことは、「好奇心の向く方にいくべき」です。もちろん、当時の私のようにたくさんの不安があるかもしれませんが、多くの不安に屈するより一つの大きな好奇心・目標に進もうとする気持ちに絶対に従うべきです。従うことで、きっと私と同じように「新しい自分」に出逢えることでしょう。ここであえて沖縄の方言を使うなら、物事や不安はすべてなんとかなる。「なんくるないさ〜」です。

迷っているなら、あと1歩踏み出すだけです!人生の大きな1ページを作っちゃってください。心から応援しています。そして私もチャレンジしまくります。

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