現役大学生でも合格できる!JICA海外協力隊(教育関係)合格体験談vol.3

こんにちは!Global Teacher Program in Cebu 第10期に参加した大下泰治(おおしたたいち)と申します。

 現在は、JICA海外協力隊の2025年度1次隊として、タンザニアにいます。タンザニアでは、現地の小学校に派遣されます。主な活動内容は、現地教員とともに算数の授業を担当し、授業内容の向上を目指すことです。

 今回は、協力隊に少しでも興味がある方の背中を押すことができたらなという思いで執筆させていただきました。少し長いですが、最後までお付き合いください。

1、なぜJICA協力隊を目指したのか

 私が、協力隊を目指した理由としては、「経験不足」だと感じていたからです。

 もともと教員志望でしたが、本格的に就職活動を始める大学3年の秋頃に、「このまま教員になっても自分は魅力的な教員になれないのではないか」と強く感じるようになりました。自分の中で魅力的な教員とは、「いろいろな経験をしていて、子どもが聞きたくなるような話ができる教員」です。

 大学卒業後、すぐに教員になってもそんな教員にはなれないと感じていた中で、出会ったのが「JICA海外協力隊」でした。2年間の途上国での生活や専門分野を活かすこと、現地で起きている課題を現地の方と一緒に解決を目指していくことなど「経験不足」を感じていた私にとって、非常に魅力的な活動だと感じました。そのため、就職活動は一切せず、JICA海外協力隊のみを目指すという形になりました。

2、学生時代に取り組んだこと

 学生時代に取り組んできたことの中で、特にやってよかったなと思う活動を2つ紹介していきます。

大学主催のフィリピン教育実習プログラムへの参加

 1つ目は、大学3年の2月に行ったフィリピン教育実習です。これは、私の通っていた大学が行っていたプログラムで、フィリピンの小学校で授業見学や授業実践などができるものとなっていました。このプログラムの中で、JICAフィリピン事務所を訪問する機会がありました。それまで、協力隊についてあまり知りませんでしたが、非常に魅力的で、応募に踏み切った最も大きい出来事であると感じています。

 実は、このフィリピン教育実習に行くまで、一度も海外に行ったことがなく、ただ呆然と「海外行ってみたいな」と思うだけでした。思い切って一歩踏み出したことによって、今の進路になっているのだと思います。

Global Teacher Program in Cebuへの参加

 2つ目は、大学4年生の9月に参加したGlobal Teacher Program in Cebuの第10期です。参加当時、JICA海外協力隊の2次選考まで終わっており、結果待ちという状態でした。そんな中でのGTPでの経験は、さらに協力隊への思いを駆り立てるものとなりました。

 1番は、海外での教育実習から「いろんな国の教育について知りたい!」と思うようになったことです。また、渡航期間、フィードバックを毎日行うことで、より一日一日が充実したものとなり、帰国後も一日の最後に振り返る時間を作るようになりました。GTPを通して、より海外での活動に興味を持つようになったと思います。

 以上の2点が特にやってよかったなと思う活動です。

学生時代に「チャレンジ」を!

 ただ、海外に行くことがすべてではないと思うし、日本国内でも様々なところに何かに挑戦するチャンスは転がっていると思います。自分も、地元にある青少年交流の家で法人ボランティアを行ったり、必修の教育実習以外にも多くの実習に参加したりと様々なことに取り組んできました。学生時代は、「とにかく挑戦!」が一番だと思っています。常に様々な方面にアンテナを張り巡らせて、その中からやってみたいものには積極的にチャレンジする。そんな学生時代を送るのがいいかなと思います。

3、合格体験談

 協力隊の試験は、2次審査まであります。1次審査は、「書類選考」。2次審査は、「面接」。詳しい試験内容については、協力隊のホームページを見ていただいた方がいいと思いますが、少しだけ自分が行ったことをお伝えします。

1次審査

 1次審査では、とにかく自分が持っている資格を引っ張り出し、片っ端から書いていきました。語学力に関しては、高校の時に取得した、英検3級しかありませんでした。語学力に関しては、もう少し頑張っていたらよかったなと思いました。海外経験やボランティア活動、アルバイト歴なども記入できるので、学生時代にいろいろやっておくことをお勧めします

2次審査

 2次審査では、8月頃に人物面接と技術面接の2回で各20分程度。面接に向けては、自分が今までやってきたことや書類に書いたものなどを面接前に軽く振り返っただけで、特に対策はしてませんでした。自分の思いを素直に自分の言葉で伝えることが1番いいと思います。

結果...

 10月末に合否がメールで届きました。結果は、...「登録」。

 え?どういうこと?ってなりました。登録というのは、仮合格に近いもので、「要請は見つかってないけど、協力隊としてあなたを派遣したいですよ」的なニュアンスだと勝手に解釈しています。ただ、いつ派遣が決まるのかも分からない状態で、かなり不安な日々を過ごしていました。受かるまで受けようと思っていましたが、大卒ニートは避けたいと思い、働き口を探していました。

 合否メールの1か月後に、突然「合格」の通知が来ました。このパターンで合格できるんかい!と思いましたが、なんとか大卒ニートも回避できてよかったなと思います。

4、現在

 2025年の10月1日にタンザニアに到着し2027年の9月末まで、任地であるチャリンゼ県で小学校教員として活動を行います。今はまだ本格的な活動を行うことはできていませんが、2026年の1月中旬から活動を開始し、小学校5・6年生を対象に算数の授業を担当していく予定です。

 また、タンザニアでの生活についてまとめている通信も毎月発行しているので、興味ある方がいれば、JICA四国のSNSやホームページなどからご覧ください。

5、これからの活動に向けて

 活動面においては、現地の人との信頼関係を築くことから始めていきます。言語や文化の違いなど、不安要素はありますが、少しずつ距離を縮めていこうと思います。その上で、より良い授業ができるように頑張っていきたいと思います。

 また、タンザニアにいる間には、とにかくいろんなことをやりたいと思います。出国前は、帰国後は「教員一択」と考えていましたが、今は別の職業もいいかなと思い始めています。派遣前の訓練含め、多くの人と関わっていく中で、自分の中の価値観や考え方が少しずつ変わっているんだと思います。なので、タンザニアにいる間に、やりたいことを見つけていこうと思っています

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