スタッフブログ・GTPセブ学生サポートメンバー・野間紫月 「GTPと私」
こんにちは、こんばんは。野間紫月(のま しづき)です。龍谷大学法学部の3年生です。

1、GTPに参加したきっかけ
私がこのGTPに参加したきっかけは、はじめは本当に単なる好奇心でした。高校生の時に初めて海外に行き、そこから海外旅行の魅力に気づきました。しかし、学生なのでそんなに頻繁に海外に行けるわけもなく、一緒に行く友人もいませんでした。
そんななか、大学2年生の時に先輩に勧められGTPを見つけました。参加費のことも1人で行く不安もあったのですが、大学生4年間の中で何か人に自信を持って話せることがほしい、身近な人がやってないことがしたい、海外に行きたいという思いで参加に踏み切りました。

2、プログラムに参加してみて
現地での体験は、私にとって “初めてのわくわく” と “今までの当たり前が壊れていくような驚き” が一気に押し寄せた、忘れられない時間でした。これまでにも一人で飛行機に乗ったり海外へ行ったりしたことはありましたが、東南アジアに足を踏み入れるのは初めてで、空港に着くまでずっと胸が高鳴っていました。
飛行機の中は想像以上に寒く、たった五時間とはいえ、体が冷えすぎて一睡もできなかったことを今でも鮮明に覚えています。そんな不安と緊張が混ざった気持ちを抱えながら飛行機を降りたちょうどその時、偶然二人の女の子に声をかけられました。二人ともGTPの参加者で、そこから自然と会話が弾み、初対面とは思えないくらいすぐに打ち解けました。その瞬間、胸の奥にあった不安がスッと消えていき、「この旅はきっと最高のものになる」と感じることができました。
現地では、毎日遅くまでみんなで授業の準備をしたり、「今日どこでご飯食べる?」「あとでコンビニ行かへん?」とまるで修学旅行のようにワイワイガヤガヤ過ごしました。

そして、みんなで一生懸命準備した初めての授業実践の日。子どもたちが私たちのアクティビティに目を輝かせながら参加してくれているのが伝わってきて、その姿を見た瞬間、胸がぎゅっと熱くなりました。活動で使った材料を「これ余ったら持って帰ってもいい?」と聞いてくる子もいて、自分の関わりがこんなふうに誰かの楽しさにつながることに、これまでにないやりがいを感じました。
もともと子どもが少し苦手だった私ですが、接し方や声のかけ方ひとつで、子どもたちはこんなにも素直に心を開いてくれるんだと知り、自分の中のイメージが大きく変わりました。「私でも子どもたちに何かを届けられるんだ」という自信につながった、重要な転機だったと思います。

そして何より、参加メンバーとの出会いは本当にかけがえのない宝物になりました。同い年が三人、関西出身のメンバーも多く、日本に帰ってきてからも一緒にご飯を食べに行ったり、ユニバに遊びに行ったりと、帰国後も自然に関係が続いています。
こんなふうに“また会いたい” “ずっとつながっていたい”と思える人たちと出会えたことは、このプログラムに参加して本当によかったと思える一番の理由かもしれません。

3、参加後もGTPに関わり続けている理由
私が今もサポメンとして関わり続けている理由は、この活動に大きなやりがいを感じられること、そしてサポメンになるまでの経験に特別な思いがあるからです。
そもそもサポメンに誘ってもらったのは、帰国する日の空港でした。プログラムが終わって少し寂しさを感じていたタイミングで、社会人スタッフの方に「あなたは絶対向いてると思うよ。サポメン、ぜひ挑戦してほしい」と言われて、胸がぎゅっとなったのを覚えています。あの一言が本当に大きな後押しになりました。
その後、日本に帰ってからも、インスタでサポメンのストーリーを見るたびに、子どもたちやメンバーと楽しそうに関わっている姿に心を動かされました。自分が現地で感じたあのわくわくや、子どもたちの笑顔、参加者と過ごしたかけがえのない時間を思い出して、「あの経験を、次は誰かに届ける側になりたい」と自然に思うようになりました。実際、私自身が現地でたくさんの人に支えてもらったからこそ、その恩を返したい気持ちがあります。飛行機を降りた直後に声をかけてくれた参加者、毎日一緒に準備して励まし合ってくれたメンバー、そしてあの空港で背中を押してくれたスタッフの方。私の挑戦は、いつも誰かの支えのおかげで成り立っていると感じています。だからこそ、今度は自分が「誰かの不安を減らしたり、挑戦する勇気を与えたりする側にまわりたい」と思いました。
参加者が少しでも安心して現地に行けるように、楽しい思い出をつくれるように、そして自分の殻を破るきっかけをつかんでもらえるように。そんな気持ちがあるから、私はサポメンとして関わり続けています。そして何より、この活動は私自身にとっても成長の場になっています。人を支える経験をするたびに、自分の中の弱さや強さに気づくし、参加者の頑張りを見ることで刺激も受けます。気づいたら、「関わりたいから関わる」というより、「関わらずにはいられない」くらい、この活動が大切なものになっていました。


4、私にとってのGTPの価値
私の思うGTPの価値は、全国にいる似たような思いや関心を持つ学生が、これまでの専攻や経験の違いに関係なく、異国の地で同じスタートラインに立ち、学びを深められる点にあると考えています。
GTPのプログラムでは、私は大学で教職課程を履修していないにもかかわらず、現地の子どもたちの前に立ち、授業に関わる機会を得ました。教育に関する専門的な知識や経験が十分でない中で授業を行うことに不安を感じる場面もありましたが、教職課程を履修している参加者から授業構成や指導方法について助言を受けながら、実践的な学びを積み重ねることができました。
一方で、サポートメンバーになってからは、参加者視点ではなく第三者の視点で見ることができ、参加者の方が実習を進める中では、教職課程を履修していない人が、子どもたちの反応や授業の雰囲気を踏まえ、実際の日本の教員の参加者に対して改善案や新たな視点を提案する場面も見られました。

その姿を通して、専門知識の有無だけでなく、多様な背景を持つ学生一人ひとりの視点が学びの質を高めていることを実感しました。異文化という非日常的な環境の中で、全員が同じ立場で挑戦し、互いに意見を交わしながら学び合えたこの経験は、私にとって自分の価値観を見つめ直す重要な機会となりました。
この経験から、GTPは単なる海外研修にとどまらず、主体的に学び、多様な価値観を尊重しながら協働する姿勢を育む、大学生にとって非常に意義のあるプログラムであると考えています。
5、GTP in Cebuへの参加を迷っているあなたへ
GTPへの参加を迷っている人の多くは、「自分にできるのだろうか」「特別な能力や経験が必要なのではないか」と不安を感じていると思います。私自身も、教職課程を履修しておらず、海外で教育実習を行うことに対して大きな不安を抱えていました。しかし実際に参加してみると、GTPは完璧な人のためのプログラムではなく、挑戦したいという気持ちを持った人が、同じスタートラインに立って学び合える場所だと感じました。
フィリピンでの教育実習では、英語力や知識、経験の違いを超えて、仲間と支え合いながら取り組むことができました。分からないことがあれば互いに助け合い、一人で抱え込むことはありませんでした。
もし少しでも「やってみたい」という気持ちがあるなら、その直感を大切にしてほしいです。英語が得意でなくても、みんなで一緒に考え、作り上げていく環境があります。不安があるからこそ得られる学びがあり、一歩踏み出した先には、今まで気づかなかった自分自身と出会える経験が待っていると思います。


