GTPロゴ制作秘話
こんにちは。GTPブログ担当工藤(通称:たけ)です。
SNS等でも告知をしていますが、
当GTPのホームページがリニューアル
されました!パチパチパチ???
また、それに伴いまして、
当GTPのロゴも完成
しました!パチパチパチ???
ということで、今回はGTPロゴ制作秘話をお届けします。
GTPを初めて知ったという方も、GTPに参加した方も、
「どのようにしてGTPのロゴが作られたか?」を知るとGTP通になれること間違いなしです。
GTP通になれると何がいいのか?
GTPは何を目指していて、どんなことを大切にしているのか?
がわかってくると思います。GTPのロゴに込めた思いに共感していただけると幸いです。
しかし、、、
今回の記事には問題が1つあります。
ロゴ製作秘話ですので、本記事は、
ロゴの「細部のこだわり」を説明しています。
よーーーーく、目を凝らしてデザインを見ないと、何を大事にして、何を採用したのかが全く見えてきません。
普段はスマホの画面をピャーーーとスクロールして読まれると思いますが、今回はじっくりと目を凝らして見ていただきたいと思っています。
また例え、よく目を凝らして見たとしても、見えてこないことがあります。
見れども見れず
です。
例えばこんな問題、いかがでしょう?
問題1 赤信号は右ですか左ですか?
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よーく、思い出してみてください!
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答えは✨
右でした!
続きまして、
問題2 青信号は上ですか下ですか?
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どちらでしたでしょうか?!
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?♀️
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?♀️
?♀️
?♀️
答えは✨
下でした!
ということで、いつも見ているものでも、
意識して
見ないと物事は見えてきません!
ぜひ、
どんなところを大事にしてロゴが制作されたか
を意識して見ていただくと、
きっと、
GTPは何を目指していて、どんなことを大切にしているか?
がわかり、GTPのロゴを親しみを持って接していただけるようになるのではないかと期待しています。
前置きが長くなりました。
当GTPのロゴのデザインのみならず、HP制作も一手に引き受け、制作してくれた秋岡に制作秘話を語っていただきます。
それでは、お読みください!
GTPの魅力に浸かっているうちに・・・
こんにちは。GTPデザイン担当の秋岡です!
はじめましての方もいると思うので、まずは少し自己紹介から。
私とGTPのはじまりは、2018年の春。
当時は東京学芸大学の教育学研究科1年生のおわりで、学部から引き続き美術教育(デザイン分野)を学んでいました。研究室の後輩からGTPの存在を聞き、「そろそろ息抜きに海外行きたいし、今まで向き合ってこなかった英語を勉強する機会になるかも!」という、ちょっと軽めの気持ちで参加を決めました。
最初こそ軽い気持ちでしたが、行ってみたらGTPの2週間は濃く深くて…
参加を決めた動機を遥かに上回る、思い出と学びと仲間を得て帰国。
帰国後もGTP主催イベントの企画に参加したりしているうちに、ズブズブとGTPの魅力に浸かっていき…今に至ります。
運営には、自分の参加した第3回の半年後に行われた第4回にサポートメンバーとして同行した後、第5回からは運営スタッフとして業務に携わっています。
どうしてGTPロゴを作ることになったの?
そもそも、なんでこのタイミングでロゴを作ることになったのか??
キリの良い○周年!ってことでもなさそうだし…って思いますよね。
実は、運営メンバー間では前々から「そろそろロゴ作りたいよね〜」という話をしていました。
でも、プログラムを半年に1回開催してるのもあり、なかなか時間をとって手をつけられず…
…後回しになっていたんです。
が!!
(ここに限っては)コロナのおかげで、2020年春の開催の帰国後に時間ができたので、やっとロゴ制作に着手できることに!!
メンバーたちも「やっとだ!」とやる気満々で(特に代表!笑)、ミーティングをするたびに「あーだ!こーだ!」と議論が白熱しました。
GTPロゴはどうやって出来たの?
今回のロゴを作るにあたって1番時間をかけたのは、候補のアウトプットです。
ロゴは対象とするもの(今回はGTPというプログラム)を象徴するシンボルなので、よりしっくりくるカタチを追求したくて、時間をかけてブレインストーミングをしました。
今この記事を読んでいる皆さんにとって、
「GTP」にはどんなイメージがありますか??
ここから実際のミーティング資料の一部を使って制作の裏側をお見せするので、あなたもロゴ制作側になった気持ちで見てみてくださいね♪
GTPロゴ作りの舞台裏
ステップ1:ロゴに必要なベースの要素を決める
①各プログラムのイメージカラーを設定
GTPには、セブ・フィンランド・アロハの3つのプログラムがあります。
「海外×教育」を掲げるGTPとして、モチーフ(形)は全プログラムで統一し、カラーでプログラムごとの差異をつける方向で作りたいと考えました。
ということで、まずは色!
それぞれのプログラムの内容やイメージをもとに、ベースカラー(1番ベースになる色)、メインカラー(1番象徴する色)、アクセントカラー(強調したいときに使う色)の3色を設定しました。
[セブ]
ベースカラー/水色 #4791BE(真面目、知性、楽しい)
メインカラー/ 黄色 #F6DE5A(好奇心、協力性、子供らしさ)
アクセントカラー/ 赤色 #D24C4B(情熱、刺激、チャレンジ)
セブは、安易ながらもフィリピンの国旗に寄せたカラーリングに。そして、広い空と海の水色、明るい子どもたちの笑顔、常夏の国の太陽の赤。そんな「THE CEBU!」な要素も入っています。
当初からセブGTPのイメージは水色になることが多く(サポートメンバーのTシャツも水色です♪)、パンフレットやチラシにも多用してきた色味なので、この組み合わせで決まりました。
[フィンランド]
ベースカラー/ 白色 #FFFFFF(敬意、平和)
メインカラー/ 青色 #596EAC(真面目、誠実、知性)
アクセントカラー/ 黄緑色 #BAD373(自然、調和、楽しい)
フィンランドは、国旗のカラーにも寄せつつ、自然の多い国柄をイメージした黄緑を足しています。デザイン大国でもあるフィンランドなので、少し上品目な、お洒落な雰囲気漂う組み合わせになっています。
[アロハ]
ベースカラー/ 薄茶色 #D9C5A1(歴史、伝統、信頼)
メインカラー/ 緑色 #45733A(自然、深み、リラックス)
アクセントカラー/ 橙色 #F5B928(親近感、楽しい、暖かい)
最後にアロハは、プログラム内容が文化的なところに寄ったものであることを踏まえ、どっしりとした安心感や深みを感じる色合いに。その中にも、南国の明るさを想起させる橙色を入れることで、アロハのプログラムイメージが引き立つカラーリングになっています。
どのプログラムカラーも、GTPの温かいウェルカムな雰囲気に寄せた柔らかいトーンに揃えました。
(#はカラーコード、括弧内はその色の持つ一般的なイメージです!)
②メインフォントを決める
ロゴと合わせて欠かせないのが、フォントです。
HPやパンフレット、フライヤーなど、いろいろな場所で使うことになるので、メインになるフォントを設定してプログラム全体に統一感を持たせます。
GTPといえば、現地の子どもたちの存在と笑顔。
フォントにも、子どもっぽさや遊び心、楽しさを感じるものを採用したいと思っていました。
そこで採用したのが、このフォントです。
Century Gothicというフォントで、全体的に丸みを帯びた形から子供っぽさ、幾何学的な形から遊び心を感じるフォントで、GTPのイメージに近いものになっています。
さて、ここまででベースの要素が決まりました。
ステップ2:GTPを連想させるモチーフでロゴを案を出しまくる!
”今この記事を読んでいる皆さんにとって、
「GTP」にはどんなイメージがありますか??”
最初の方にお聞きしたこの質問は覚えていますか?
そう、ここです!
この質問に対して皆さんの頭に浮かんだキーワードたち。
それらが活躍するのが、この候補のアウトプットの時なんです♪
…海外?子ども?教育??
今の皆さんと同じように、私も頭をグルグルと働かせて…
GTPのイメージを書き出し、そのイメージにつながる形を書き出し、を繰り返して出来上がった候補の一部がこちらです!(ここでは、実際の案のうち4つをご紹介します♪)
[案1](抽象度高め)
*GTPは、現地・日本スタッフ・参加者の3者が支え合ってできるプログラム!
→3つの色が支え合う形、ピラミッドの形
*GTPへの参加はチャレンジの一歩目になる!
→三角形(三角形は構造体として強いことから、基礎を固めて高みに向かう意味を示す)
*GTPへの参加とその前後で、一歩一歩のチャレンジが積み重なっていくイメージ!
→積み上がる形、積木みたいなもの
[案2](具体度高め)
*地球上でチャレンジをし続けるイメージ!
→地球の周りを飛び回る
*参加者たちが世界に羽ばたいていく!
→飛行機、飛んでいく感じ
*教育や文化のイメージ!
→子どもたちがよく使うもの(色紙、折り紙)
*Global Teacher Program の頭文字、使える!
→「G」の形
[案3](キャラクター型)
*子どものイメージ!親しみやすさがある!
→キャラクター化(表情などを変えられるので汎用性が高い)
*「G」が顔に見えてきた!!
→表情をつけて顔っぽく
[案4](文字型)
*プログラム名の印象付け!
→プログラム名をそのままロゴに(安易だけどわかりやすい!)
*教育のイメージ!
→文房具
やっぱりイメージが形になると、テンションが上がりますね!!
皆さんは、
どの案が「GTPのイメージに近い!」と感じましたか??
私たち運営メンバーも、それぞれの意見を聞きながら詰めていきました。
ミーティング前に案を共有すると、早速「これがいい!これもっとこうしたい!」という熱いメッセージがLINE上で送られてくるくらいには、みんなテンションが上がっていました。笑
ステップ3:「推しロゴ」発表会!
そして、待ちに待ったミーティング!
代表を筆頭に大盛り上がりで、まずはそれぞれの「推しロゴ」発表会!笑
圧倒的多数票を獲得したのは…
ドラムロール!!
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案1???
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案2???
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案3???
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案4???
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…ジャン✨✨
[案2]
でした!
「海外×教育ってタイトルに合ってる!」
「チャレンジを続けるっていうGTPのキャッチコピーを感じる」
「丸をもうちょっと地球っぽくしたいよね!」
「紙飛行機を鉛筆にしたらどう?」
「でも、紙飛行機だから飛んでる感じが出てるんじゃない?」
「各開催地で紙飛行機飛ばしてるPVのイメージが見えた!!!」
「丸の中を国旗にしてみたらどうかな?」
「各プログラムのイメージカラー、3色とも入れてみたい!」
なんて色々言いながら、その場で色を変えてみたり、国旗を埋め込んでみたり。。
最後には、
「なんだこのミーティング、めちゃくちゃ楽しいな!!!もっとやりたい〜!!」と興奮しながら、スタッフ全員はしゃぎまくりのミーティングになりました。
作ったものを素直に喜んでくれる仲間がいて、しっかり議論ができる。こういうところがGTPのいいところだなあ、とつくづく思います。笑
(実は陰ながらひっそりと人気を集めていたのは、[案3]のキャラクターでした。今後どこかで登場するかも…??)
ステップ4:案をブラッシュアップ!
圧倒的人気を集めた[案2]のロゴ。
みんなのイメージにより近い形に仕上げるべく、あとはブラッシュラップあるのみです!
地球がより正確な球になるように調整したり、「G」の形を整えたり、角度に動きをつけたり。。
とっっっても地味〜な(笑)調整を繰り返して、最終案が完成!
「G」っぽさを残し、丸みを帯びた[A案]と、より軌跡を感じる形に形成した[B案]で、
いよいよ最終決戦です。
配色はよりシンプルに、ロゴには各プログラムのメインカラーだけを採用しました。
ポイントカラーとして、文字には残り2色のうち1色をプラスしています。
(ここだけの話、本当は全プログラムで文字部分に各プログラムのアクセントカラーを採用したかったのですが…セブがだけどうしてもマク○ナルドを思わせる感じに仕上がってしまったので、諦めました。笑)
ここまできたら、あとはどちらにするか!!!
過去参加メンバーの意見も聞きつつ、絞ります。
[A案]
「あったかさを感じる」「かわいい」「Gがわかりやすい」「スタート地点が丸いから、特定の場所を意味してるように見えないのがいい」などの評価をゲット。
[B案]
「スタイリッシュでいい」「より飛び立ってる感じるがする」「線の太さの強弱で躍動感がある」などの評価をゲット。
うう〜ん、悩ましい!
ですが、決めるのも仕事です。
あなたならA案、B案どちらを採用しますか?
意を決してロゴの完成版に採用したのは…
再び、ドラムロール!!
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A案???
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B案???
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…ジャン!A案でした✨✨
決め手は、「あたたかさ」「Gのわかりやすさ」のポイントを、第三者(過去参加者)目線でゲットできたこと。(過去参加者の皆さん、アンケートにお答え頂きありがとうございました!!!)
最後まで迷った「GTP全体ロゴ」のカラーには、GTPの記念すべき第1プログラムであるセブのプログラムカラー、「水色」を「GTPの歴史を語る色」として採用しました。
我らが代表、平岡慎也の個人ブログ「世界中の学校で先生になる旅」のロゴにも水色が使われています。
みんなに愛され、親しまれるGTPロゴになることを願って
HPリニューアルにロゴ作成と、盛り沢山な3ヶ月間でしたが…いつもとは違った角度からGTPをみる機会になって、スタッフ間の仲も深まったんじゃないかな、と思っています。
「チャレンジを続ける先生にしか、伝えられないことがある。」
やっぱり、みんなの思いはここにありました。
改めて、「GTP」という自分たちスタッフをつないでいる存在についてイメージを擦り合わせることができたので、チームとして向かうべき道がまたひとつ開けたような感じがします。
今回完成したロゴが
みんなに愛され親しまれ、GTPのシンボルとして活躍していく今後を想像すると、今からとってもワクワクします!
今回リニューアルしたHPにも、これらのロゴやカラーを使っています。ぜひ注目しながらみてみてくださいね!
以上、GTPデザイン担当、秋岡でした!
いかがでしたでしょうか?
色や形など、それぞれにこだわりを持って作らせて頂きました。
秋岡が最後に
みんなに愛され親しまれ、GTPのシンボルとして活躍していく今後を想像すると、今からとってもワクワクします!
と言っています。
私もこのロゴの選考の一員だったのですが、このロゴマークに決まったときに真っ先に妄想したことは、
セブやフィンランドやハワイの子ども達が、折り紙を折って、空に向かって紙飛行機を投げる姿
でした。
そんな写真や動画が撮れたなら、HPやSNSでアップされることと思います。
さて、これからどのような形でこのロゴが活躍していくのでしょうか?
様々な可能性を秘めたロゴだと思っています。親しみを持って接していただけたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました!!!
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